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サントリー広報部員が取材し、”サントリーの今”や”こぼれ話”をレポートするサントリー公式ブログです。

クリスマスのお出かけに☆ サントリー美術館「森と湖の国 フィンランド・デザイン」展 開催中

サントリー美術館では、2012年11月21日(水)~2013年1月20日(日)まで、「森と湖の国 フィンランド・デザイン」展を開催しています。 20121122サン美全体
フィンランドのガラスや陶磁器、家具の数々の特長は、機能性を重視しつつ、美しさも兼ね備えている点です。なぜ、機能性と美が両立できるのでしょう?答えは後ほど・・・♪
本展は、フィンランド・デザインの魅力を、18世紀後半から現代に至るガラス作品約150件でご紹介します。
 
さっそくその一部をご紹介しましょう!
まず登場したのが、なんと、フィンランドと言えば「オーロラ」!を体感できるインスタレーション☆
20121122サン美オーロラ2実際に触れたり中に入ったりできるので、まるで本物のオーロラに包まれているかのよう☆幻想的です。

ここから、フィンランド・ガラスの誕生から現代に至るまでを、順を追ってその歴史をたどります。

◆18世紀後半~1920年代 フィンランド・ガラスの黎明期
フィンランドに最初のガラス工房ができたのは、1681年のこと。当時のガラス器はボトルやボウルなどの日用品が中心で、きわめてシンプルかつ機能的なものでした。
20121122サン美初期1〈〈レースガラス:ボウル、タンブラー、花瓶〉〉 1860年代頃 ヌータヤルヴィ社製 フィンランド国立ガラス美術館蔵
20121122サン美初期2〈〈犬・豚型ウォッカ・デカンタ〉〉19世紀後期 ヌータヤルヴィ社製、カルフラ社製 フィンランド国立ガラス美術館蔵
 
◆1930年代 躍進期
1930年代、「より美しく、デザインされた日用品」を求める新たな価値観が台頭し、広く派及しました。
これは、フィンランドに数多くある湖からインスピレーションを得たと言われている作品。
20121122サン美19302アルヴァル・アールト 〈〈アールトの花瓶 9750〉〉 1937年 カルフラ社製 個人蔵
 
機能的であると同時に、美しく、そして決して値が高くなりすぎず、万人が手にできるものであることが、フィンランド独自のデザイン文化として根付いていくことになります。
20121122サン美19301アイノ&アルヴァル・アールト 〈〈アールト・フラワー 3034A-D〉〉 1939年 カルフラ社製 イッタラ社蔵 
20121122サン美19303ゴラン・ホンゲル 〈〈プレスガラス・セット『放射』4334〉〉 1938年 カルフラ社製、イッタラ社製 フィンランド国立ガラス美術館蔵
 
◆1950年代 黄金期
第二次世界大戦後の1950年代になると、フィンランド・デザイン界は、タピオ・ヴィルッカラ、ティモ・サルパネヴァ、カイ・フランクなど卓越した企業デザイナーが目覚しい活躍を遂げます。テキスタイルデザインで有名なマリメッコが国際的なデビューを果たしたのもこの時期です。
彼らを取り巻く美しい自然と風土は、創作のインスピレーションとなり、作品や製品の色となり形となって溶け込んでいきました。
 
これは、フィンランドになじみ深いトランペット形のきのこ「アンズタケ」をイメージしたもの。フィンランドでは、きのこ狩りはとてもポピュラーなレジャーで、森と湖に囲まれたこの土地ならではのデザイン。繊細な線彫りが映し出す影もまたステキ! 
20121122サン美黄金期1タピオ・ヴィルッカラ <<カンタレッリ(アンズタケ) 3280>> 1947年 イッタラ社製 個人蔵
20121122サン美黄金期3サーラ・ホペア <<タンブラー 1718(20cl)>> 1952年 ヌータヤルヴィ・ガラス社製 フィンランド国立ガラス美術館蔵
20121122サン美黄金期6ナニー・スティル <<「ハーレクイン」セット 1740/1660>> 1958年 リーヒマキ社製 フィンランド国立ガラス美術館蔵
 
◆1960・70年代 転換期
1960~70年代、フィンランド・デザインは多くの企業デザイナーに支えられ、美しい生活を提案し続けます。
さて、冒頭の質問、「フィンランド・ガラスが、機能性と美を兼ね備えているその理由」ですが、もうお気付きでしょうか?そう、苦難の時代を乗り越えてきたフィンランドでは、常に実用であることが重要視されてきました。しかもそれにとどまらず、「美しい」ことも同時に求められたのです。
そのため、生活に機能美を兼ね備えた器類が並び、うるおいをもたらしたのですね。

20121122サン美転換期オイヴァ・トイッカ <<霧のしずく>> 1964年 ヌータヤルヴィ社製 フィンランド国立ガラス美術館蔵

水が溶ける様子を表現したグラス。フィンランド航空のビジネスクラスで使われているそう!

20121122サン美転換期2タピオ・ヴィルッカラ <<ウルティマ・トゥーレ(最北)>> 1968年 イッタラ社製 フィンランド国立ガラス美術館蔵


一方で、この頃になると、製品のためのデザインより、むしろ個人のデザイナーとしての活動を求める者も出てきて、グラス・アートへと連動する動きもありました。その両側面をバランスよく保ちながら、フィンランド・デザインを牽引していく転換期の作品もまた魅力的です。

20121122サン美トナカイオイヴァ・トイッカ <<トナカイの集会>> 1972年 ヌータヤルヴィ社製 フィンランド国立ガラス美術館蔵
 
いよいよ最終章へ。
◆フィンランド・ガラスの今
現在も「生活の中の美」を提案し続けるフィンランド・ガラスの「今」に迫ります。

20121122サン美今2カティ・トゥオミネン=ニーッテュラ <<クルック 002742/002737>> 1995年 ヌータヤルヴィ社製 フィンランド国立ガラス美術館蔵

20121122サン美今3アヌ・ペンティネン <<階層―アーバンスケッチ>> 2012年 ノウノウ・デザイン 作家蔵

フィンランドを代表するガラスメーカー「イッタラ」が"Lasting design against throwawayism(使い捨て主義に反する永遠のデザイン)"というメッセージを掲げ、現在も生産を続けているように、その姿勢は常に地球にやさしく、自然とともにあり続けているんですね。
 
最後に、美術館のもうひとつのお楽しみといえば...♪
美術館併設の「shop×cafe」では、「フィンランド・デザイン」展期間限定で、フィンランドでスイーツの食材として欠かせないベリーをふんだんに使ったマフィンとお飲み物のセットをお楽しみいただけます。また、イッタラ社とサントリー美術館とのコラボマグカップなど、かわいらしい関連グッズの販売も見逃しなく☆
20121122サン美shop1
20121122サン美shop2

森と湖の国のデザインが繰り広げる世界を、クリスマスの到来とともに、ぜひお楽しみください。
最後に、これは、オイヴァ・トイッカの<バード>たち。さぁ、展示のどこで出会えるでしょう!
20121122サン美今4関連リンク
 

今回はお京がお届けしました。
お京

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まる まる

入社から広報部。サントリーレシピサイト「レシピッタ」も担当。

趣味は、好きな街を散歩。カメラを買って写真も練習中。

秋田出身、学生時代は仙台。東京に来て、おいしいお店が多く、制覇しきれません。


まよら~ まよら~

入社から広報部。「サントリー公式Twitter」も担当。

趣味は、映画鑑賞。海外ドラマにハマっています♪

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