2008年10月24日
登美の丘ワイナリーで開催されている「技師長が語る特別ワイナリーツアー 秋篇」に、グレイスと一緒に参加してきましたので、今回は、そのレポート<前編>をお届けします!
この「技師長が語る特別ワイナリーツアー」は、ワイナリーのつくり手である技師長自らが、ワインづくりにかける情熱やこだわりを語り、ワインづくりについて、より深く理解していただく特別企画です。
前回、メグが登美の丘ワイナリーを訪れたのは、夏の時期。
ブロガーの皆さんと一緒に、「技師長が語る特別ワイナリーツアー08夏篇」プレビューイベントに参加しました。
夏のぶどう園では、ぶどうの花を見ることができましたが、秋は、ぶどうの実が色づき、収穫期ならではの臨場感あるワイナリーの様子をご覧くことができます。
今回のツアーのガイドを担当した醸造技師長の庄内は、“登美の丘ワイナリーでは、「良いワインは、よいぶどうから」をフィロソフィーとしています”と説明します。
「よいぶどう」とは、「健全で、完熟しているぶどう」のこと。
そして、よいぶどうを育てるためには、3つの条件があります。
1つ目の条件は、「気象」。
雨が少なく、日照時間が長いこと。そして、昼と夜の気温差が大きいこと。
ぶどうが成長する際、日中は光合成をして、栄養をつくりますが、夜の気温が低いことで、栄養や酸を消費する活動が抑えられます。そのため、ぶどうの糖度が増し、酸が残ります。
2つ目の条件は、「土壌」と「地形」。
登美の丘のぶどう園は、昔の活火山の影響を受け、火山灰や火山岩などの堆積物からなる、とても水はけが良い土壌です。
また、畑が斜面であることから、降った雨が下に流れて、乾燥した畑の状態が保たれるので、カビなどの防止になり、ぶどうが健全な状態で育てられます。
3つ目の条件は、「ぶどう」。
根っこの太さが変わっているのは、接木(つぎき)をしているためです(写真参照)。
フィロキセラという害虫を防ぐための強い木を台木として、その上にカベルネ・ソーヴィニヨン(穂木)を組み合わせています。
この畑では、数々の台木とぶどう品種を組み合わせ、テストが行われています。
ひとつの品種でも、様々な個性があるため、人の手によって、登美の丘に適したぶどうを選び、根付かせていくことで、ぶどうとワインの品質を向上させています。
ぶどう畑を背景にしながらの庄内技師長の話には、どんどん引き込まれていきました。
そして、カベルネ・ソーヴィニヨン種の畑で、実際にぶどうを食べてみました。
すると、とっても甘くて、美味しいのです!
ワイン用のぶどうは、ワインになった状態でこそ美味しくなるというイメージを持っていたので、一粒につまった充実したぶどうの味わいに驚きました。
まさに、「良いワインは、よいぶどうから」を体感した瞬間です。
カベルネ・ソーヴィニヨンの収穫時期は、10月中旬から11月の初め頃とのこと。
さらに2~3週間、熟成されると、糖度も高くなりますから、このぶどうがワインになると思うと、その仕上がりが楽しみです!
続いて、畑で収穫されたぶどうが運ばれてくる醸造エリアの見学です。
運ばれてきたぶどうは、破砕機でつぶされ、茎の部分が取り除かれます。
その後、白ワインは、圧搾機で果皮や種子を取り除き、果汁だけを搾ったものを発酵させますが、赤ワインは、果皮や種子を果汁と一緒に発酵させてから、ワインを搾ります。
つまり、白ワインと赤ワインでは、圧搾機を使用するタイミングが異なります。
発酵期間は10~20日間、発酵温度は白ワインで15~20度、赤ワインでは25~30度くらい。
赤ワインは、発酵後も、果皮や種子からポリフェノールやタンニンなどの成分をワインに抽出する作業が加わります。
白ワインでも、種類によっては、果皮や種子を一緒に浸して、成分を抽出してから、果汁を搾ることもあるそうです。
圧搾をするタイミングは、ぶどうの性質、つくろうとしているワインの性質によって、決まります。 それは、すべて人の手によって、判断されているのです。
“醸造工程で重要なことは、ぶどうの良い成分を、いかにワインの中に引き出せるかということになります。”
そのように語る、庄内“醸造技師長”の言葉からは、そのワインづくりにかける想いが伝わってきました。
こうして、果汁の段階から発酵工程を終えた、ワインの赤ちゃんは、樽詰めされて、熟成されていきます。
この続きは、グレイスのレポート<後編>でご紹介しますので、ぜひご覧ください!
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秘書部を経て、広報部へ。メールマガジン「Eニュース」も担当。
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休日はジョギング、ゴルフなどで体を動かしています。友人とワイワイ過ごすのが何よりの楽しみです!
広報部2年目。mixiアプリ「みんなのまち」「サントリーチャンネル」も担当。
趣味は、好きな街を散歩、最近カメラを買いました。
秋田出身、東京に来て1年です。おいしいお店が多く、制覇しきれません。