2008年04月08日
ウイスキーが蒸溜されるまでを見学したあとは、樽材にとって不可欠な、「リチャー」という工程の見学です。
チャーは英語で「焦がす」という意味。リチャーとは、すなわち、「再び焦がす」という意味です。
皆さんは、ウイスキーの樽が、どれくらいの間使われるか、ご存知ですか?ウイスキーの樽は長年にわたって何度も何度も繰り返使われ、その寿命は80年に及ぶこともあります。
繰り返し使用された樽は、徐々にウイスキーを熟成させる力を弱めていきます。その都度、樽の内側に染み込んだウイスキーを燃やして樽の力を甦らせるのですが、その工程こそが、「リチャー」なのです。
職人が一度樽の内側に火をつけると、徐々に燃える勢いは強まり・・・
「樽が燃え尽きてしまうのではないか。」と思うほどの大きな炎になります。↓
(実際は、樽自体が密閉されているため、また、樽の木材ではなくアルコール部分のみを燃やしているため、燃え尽きてしまうことはありません。)
そして、この火を消すのが、職人技。
柄杓一杯の水をかけるだけで、このとおり!↓
参加者の皆さんからは、
おぉおお!!!!
という歓声が。
火を消した後の樽からは、煙とともにバニラのような甘い香りが立ち込めます。
参加者の皆さんも、樽の中身に興味津々なご様子でした。↓
ところで、なぜあれだけ勢い良く燃えていた炎がたった一杯の水で消えるのか、というと、
高温によって瞬時に水が水蒸気に変化し、樽の中の空気を追い出して無酸素状態を作り出すから
とのこと。
樽は、使用頻度や年数によって、早く燃えるもの、なかなか燃えないものと、さまざまです。そうした特性を把握し、再び樽の力を甦らせるのに最良のタイミングを見極め、一度に火を消す。まさに、職人の経験と感覚によってなせる技なのです。
樽1つにしても、作り手のこだわりや技術がつまっているのですね。
続いて私たちは、約5万樽もの樽が貯蔵されている貯蔵庫に向かいました。
貯蔵庫の中に一歩入ると、ウイスキーの香りが広がっています。
上を見ても下を見ても、数え切れないほどの樽がラックに詰まれています。
ここでついつい探してしまうのが、自分に何か関係のある年に貯蔵された原酒の樽。
少し行くと、おぎが生まれた年に貯蔵された樽を発見しました!
自分が生きてきたのと同じ年数を、この樽に詰められたウイスキーが過ごしてきたのか、と思うと、愛着が湧いてきます。
原酒は、貯蔵された年数、貯蔵されていた場所、樽の性質、などによって、一つ一つ違った特長のものが生み出されます。
ウイスキーのブレンダーは、先人たちが貯蔵したこれら全ての原酒の個性、特長を把握し、幾種類もの原酒を掛け合わせて一つのウイスキーをつくり出します。
さらに、ブレンダーは、10年先、20年先をイメージして原酒をつくり、樽に貯蔵し、未来のブレンダーへと引きついでいるのです。
貯蔵年数が異なるいくつもの樽を目の当たりにしたことで、ウイスキーづくりの奥深さを実感することができました。
さて、貯蔵庫を出た後は、いよいよウイスキーのテイスティング講座です。講座の様子については、近日メグがアップする記事をお楽しみに!
今回のレポートは、おぎがお伝えしました。
最後に、今回のイベントに参加した皆様のブログをご紹介します。
・ネタフル様
・煩悩是道場様
・仕事人日記様
・一和一会様
・[g]ぐうたりん様
関連リンク
・シングルモルトウイスキーセミナー(白州蒸溜所)のブロガーイベントレポート(3-1)
・シングルモルトウイスキーセミナー(白州蒸溜所)のブロガーイベントレポート(3-3)&すごいハイボール!
http://blog.suntory.co.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/715
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先日、サントリーさんのブロガー向けイベント募集に応募したら、ワタクシ見事に当選しまして。 で、土曜日は山梨県にあるサントリー白州蒸溜所へ行ってま......
2008年4月12日 11:27
【AMN】ウイスキーの魅力を再認識〜サントリー白州蒸溜所見学レポート(08年3月29日)
リチャーって、初めて知りました。職人技に感動。そして、焼くことで樽の能力をもう一度引き出せるなんて、神秘的♪...


秘書部を経て、広報部へ。メールマガジン「Eニュース」も担当。
趣味・特技は、おいしいお店めぐり、ショッピング。
休日はジョギング、ゴルフなどで体を動かしています。友人とワイワイ過ごすのが何よりの楽しみです!
広報部2年目。mixiアプリ「みんなのまち」「サントリーチャンネル」も担当。
趣味は、好きな街を散歩、最近カメラを買いました。
秋田出身、東京に来て1年です。おいしいお店が多く、制覇しきれません。